LAでの生活も2週間ほど経ちました。
この前の土曜日は大谷翔平が所属するロサンゼルス・エンゼルス(Los Angeles Angels)の本拠地、エンゼル・スタジアム・オブ・アナハイム(Angel Stadium of Anaheim)に行ってきました。
今は「ロサンゼルス」の名前を冠していますが、私がMLBに興味を持ち始めたとき(ちょうどイチローがMLBに移籍したとき)には「アナハイム・エンゼルス」という名前でした。
調べてみると、名前はよく変わっているみたいで、
・Los Angeles Angels ロサンゼルス・エンゼルス
(1961年~1965年8月)
・California Angels カリフォルニア・エンゼルス
(1965年9月~1996年)
・Anaheim Angels アナハイム・エンゼルス
(1997年~2004年)
・Los Angeles Angels of Anaheim ロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイム
(2005年~2015年)
・Los Angeles Angels ロサンゼルス・エンゼルス
(2016年~)
という変遷を遂げているようです(Wikipedia調べ)。
これは本拠地のあるアナハイムの位置が関係していると思います。
実はアナハイムは「ロサンゼルス」だったり、「ロサンゼルス」じゃなかったりします。
どういうことかと言うと、「ロサンゼルス」という言葉が指し示す範囲が1つではないのです。
ロサンゼルス市(City of Los Angeles)を指すこともあれば、ロサンゼルス郡(Los Angeles County, County of Los Angeles)を指すこともあります。私が住んでいるところもロサンゼルス郡ではありますが、ロサンゼルス市ではないので、住所の中にLos Angelesの文字はありません。
そして、アナハイムはロサンゼルス郡ですらありません。アナハイムは隣のオレンジ郡(Orange County)にあります。ちなみにディズニーランドもそうです。千葉にあるディズニーランドが東京ディズニーランドを名乗っているのに近い感じですかね。
ただ、千葉のほうと違うのは、このオレンジ郡も含め、ロサンゼルス郡、その他合計5つの郡にまたがるエリアをグレーター・ロサンゼルス(Greater Los Angeles)と呼び、これを「ロサンゼルス」と称することもあるということ。多分日本の観光情報でいう「ロサンゼルス」はこのグレーター・ロサンゼルスを指すことが多いと思います。
なので、アナハイムはロサンゼルスであり、またロサンゼルスではない、と言えます。
そんな感じなので、ロサンゼルス市内はもちろん、私が住んでいるところでも、ドジャースの帽子やTシャツを着ている人はよく見かけますが、エンゼルスのものはほとんど見かけません。
しかし、さすがにアナハイムの方まで行くと、エンゼルスのフラッグがいっぱい見えてきました。
球場に着いて驚いたのは日本人の多さ! ちょうどJALが共催でJAPAN DAYというのをやっていたようで、その関係もあるかもしれませんが、それにしても多い! 大谷効果ですかね? ドジャースタジアムとは比較にならないぐらいの日本人の多さでした。マエケン頑張って!笑
グッズも大谷関係のものがめちゃくちゃ多かったです。MLBを少しでもかじっている人ならご存知の通り、エンゼルスには「史上最高の野球選手」との呼び声も高いMike Trout(マイク・トラウト)や殿堂入り確実のレジェンドAlbert Pujols(アルバート・プホルス)などMLB全体でも屈指のスーパースターが所属しているんですが、グッズの量ならこの二人にも負けていないかもしれないぐらいでした。これもJAPAN DAYだからかもしれませんが。
さて試合の方は、負けてしまいました。Troutも大谷もノーヒットで残念でしたが、対戦相手アスレチックスの4番で今年のア・リーグホームラン王、Khris Davis(クリス・デービス)のえぐい流し打ちホームランが見られたので満足です。
この日は今年限りでの退任が発表されたMike Scioscia(マイク・ソーシア)監督のボブルヘッドが配布された日でした。名将Sciosciaの退任で、トミージョン手術から復活した後の大谷の起用法がどうなるのか、気になるところです。
ドジャースタジアムよりもチケットが安いので、車を手に入れたら来シーズンはいっぱい観に行くことになりそうです。
以上、カブスとロッキーズのワイルドカードゲームのAudio中継を聞きながらお届けしました! ポストシーズン面白すぎ!