さて、今日から始まったリーグチャンピオンシップシリーズ(LCS)、各チームの個人的注目選手を紹介したいと思います。
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MLBのポストシーズンについて −リーグチャンピオンシップ・ワールドシリーズを楽しむために−
まずはナ・リーグ中地区首位のミルウォーキー・ブルワーズ。
後半怒濤の勢いでカブスを追いつき、162試合が終わった時点で勝率はタイ。MLBのルールで163試合目のタイブレークゲームが行われ、それに勝って首位に立ちました。
なんとレギュラーシーズン最後はこのタイブレークゲームも含め、8連勝。
その後のディビジョンシリーズシリーズも3連勝で勝ち上がり、ここまで11連勝中と最も勢いのあるチームです。
ですが、先発投手に関しては正直突出した選手がいません。
初戦先発の左腕ジオ・ゴンザレス(Gio Gonzalez)は今年の8月末にナショナルズから移籍してきたばかり。10年のキャリアで通算127勝(97敗)をあげていますが、今年は10勝11敗、防御率4.21といまひとつ。
ただし、ブルワーズ移籍後に限っては3勝負けなし、防御率2.13と力を発揮しています。
エースといえそうなのは今年15勝をあげたジョーリス・チャシーン(Jhoulys Chacín)でしょうか。今年のチーム投手成績のほとんどはチャシーンがトップです。それでも防御率は3.50、WHIPも1.16と飛び抜けた成績とはいえません。
このチームの投手で見てほしいのはリリーフ陣。特に24歳の若き左腕ジョシュ・ヘイダー(Josh Hader)です。
変則的なスリークオーターから平均94.5マイル(約151キロ)の速球とスライダーを武器に三振を奪いまくるスタイル。
レギュラーシーズンの投球イニングは81.1イニング、その間に奪った三振はなんと143!奪三振率(9イニング投げたとしたら何個三振が奪えるか)は15.82という異常な数値を叩き出しています。
ドジャースを応援する身としては一番見たくない選手です(笑)
野手では、よっぽどひねくれている人以外みんなこの名前をあげるでしょう。
今年のMVP最有力候補、クリスチャン・イエリッチ(Christian Yelich)。
今年からブルワーズに移籍してきました。その前はマーリンズに所属しており、イチローとも共にプレーしていたため、日本でも知名度が高い選手ではないでしょうか。
まだ26歳。細身ながらパワーもあり、今年はチームトップ、リーグ3位タイの36ホーマーを記録。打率.326、OPS1.000、長打率.598はリーグトップ。打点110、得点118は共にリーグ1位に1点差の2位。三冠王も視野に入っていた文句なしの成績を残しています。
しかも今年は史上5人目となる1シーズン中に二度サイクルヒットを達成するという偉業も成し遂げています。
ブルワーズはとりあえずこの2人に注目です。
ちなみにディビジョンシリーズでは3試合でわずか2失点と投手陣が好調。
今年ホームラン20本超えの選手が7人(シーズン途中でア・リーグから移籍してきたマチャドのア・リーグでのホームラン数もカウントするなら8人)もいるドジャース打線をブルワーズ投手陣がいかに抑えるかも見どころです。
試合開始に間に合わなかった…
次回はドジャース!
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