MLBのポストシーズンについて −リーグチャンピオンシップ・ワールドシリーズを楽しむために−

今日は野球の話をします。

日本でも今週末からクライマックスシリーズが始まりますが、メジャーリーグベースボール(MLB)でも現在ポストシーズンの真っ最中です。

12日(日本時間13日9時9分)からはナショナルリーグのリーグチャンピオンシップが、13日(同14日9時9分)からはアメリカンリーグのリーグチャンピオンシップが始まります。

時間的に日本からでも観戦できるのではないでしょうか。NHK BSでも中継があるようです。

そこで、今回はこれからのリーグチャンピオンシップと、それに続くワールドシリーズの見所を独断と偏見で紹介したいと思います。

その前に、あまりMLBに詳しくない人のために簡単にMLBのポストシーズンの仕組みを解説します。

まず押さえておきたい基本情報から。

MLBは全部で30球団ある

・アメリカンリーグ(15球団)ナショナルリーグ(15球団)の二つに分かれている

・各リーグがさらに東地区・中地区・西地区の三つに分かれている(各5球団ずつ)

レギュラーシーズンは162試合あります。基本的に地区は関係なく同リーグ同士で戦いますが、両リーグ15球団ずつのため、1チームずつ余る日が出てきます。そこでその余ったチーム同士が「インターリーグ」と評して試合をしたりします。日本の交流戦のようなものですが、日本では短期間にまとめて開催しているのに対し、MLBでは通期的に行われており、「インターリーグ優勝」みたいなものも存在しません。

(ここら辺は実は5年前まで違う運用がされていましたが今回は割愛します。)

この162試合の勝率が高いチームがポストシーズンに進出できるわけですが、ここが少しややこしいので、ポストシーズンに進出する条件を箇条書きにしてみます。

・【地区優勝】

各地区ごとに一番勝率が高いチーム(合計6チーム)

・【ワイルドカード】

各リーグ、地区優勝のチームをのぞいて1番目と2番目に勝率が高いチーム(合計4チーム)


わかりやすくするために、ここからは今年(2018年)実際にポストシーズンに進出したチームを例に説明します。

まず地区優勝の合計6チーム。

ア・リーグ東地区(ALE):ボストン・レッドソックス(勝率.667)

ア・リーグ中地区(ALC):クリーブランド・インディアンス(勝率.562)

ア・リーグ西地区(ALW):ヒューストン・アストロズ(勝率.636)

ナ・リーグ東地区(NLE):アトランタ・ブレーブス(勝率.556)

ナ・リーグ中地区(NLC):ミルウォーキー・ブルワーズ(勝率.589)

ナ・リーグ西地区(NLW):ロサンゼルス・ドジャース(勝率.564)


そしてワイルドカード合計4チーム。

ア・リーグ第一ワイルドカード:ニューヨーク・ヤンキース(勝率.617)東地区

ア・リーグ第二ワイルドカード:オークランド・アスレチックス(勝率.599)西地区

ナ・リーグ第一ワイルドカード:シカゴ・カブス(勝率.583)中地区

ナ・リーグ第二ワイルドカード:コロラド・ロッキーズ(勝率.558)西地区

気づきましたか?ア・リーグ第一ワイルドカードのヤンキースは実は同地区優勝のレッドソックスと西地区優勝のアストロズ以外の全ての地区優勝チームより勝率が高いんです。実を言うとア・リーグ東地区は3位のタンパベイ・レイズですら勝率.556で同中地区優勝のインディアンスとたったの1ゲーム差だったりします。逆にア・リーグ中地区はインディアンス以外全チーム勝率5割を切っています(笑)

ちょっとバランスが悪いのが現状ですが、これは余談。

さて、この合計10チームでトーナメントするのがポストシーズンですが、そのまま2で割って5カードやるわけではございません。ポストシーズンは下記の4段階に分かれます。

・ワイルドカードゲーム

・ディビジョンシリーズ

・リーグチャンピオンシップシリーズ

・ワールドシリーズ

ひとつずつ順に説明します。

【ワイルドカードゲーム/WCG】

各リーグのワイルドカード2チーム同士が1戦限りの試合を行う。勝った方がディビジョンシリーズに進める。レギュラーシーズンの勝率が高いチームのホームで行う。

一戦限りの一発勝負。負けたら即シーズン終了。ハラハラドキドキ。この時点で面白いですね。今年は、ア・リーグはヤンキースがアスレチックスを7−2で下し、ナ・リーグはロッキーズがカブスを2−1で下し、それぞれ勝ち上がりました。ナ・リーグに関しては、1点ビハインドのカブスが8回に同点に追いつき延長に突入。結局延長13回で決着がつくという白熱の展開でした。

【ディビジョンシリーズ/DS】

各リーグ、地区優勝チーム3球団にWCGで勝ち上がった1球団を加えた4球団で行う。組み合わせは下記の通り。

・地区優勝3チームの中で一番勝率の高いチーム v.s. WCGで勝ち上がったチーム

・地区優勝3チームの中で二番目に勝率が高いチーム v.s. 三番目に勝率の高いチーム

今年の場合ア・リーグは

・レッドソックス v.s. ヤンキース

・アストロズ v.s. インディアンス

ナ・リーグは

・ブルワーズ v.s. ロッキーズ

・ドジャース v.s. ブレーブス

という組み合わせでした。

こちらは先に3勝した方が次のリーグチャンピオンシップに進みます。今年のア・リーグはレッドソックスが3勝1敗でヤンキースを破り、アストロズは3連勝でインディアンスを蹴落としました。ナ・リーグはブルワーズがこちらもロッキーズに対して3連勝。ドジャースとブレーブスはドジャースが3勝1敗で勝ち進みました。

そしてこの週末から行われるのがここから先のシリーズになります。

【リーグチャンピオンシップシリーズ/LCS】

DSで勝ち上がった各リーグ2チーム同士がその名の通りリーグのチャンピオンを決めるシリーズ。こちらは先に4勝した方が勝ち進みます。つまり最大で7試合。日本シリーズと同じですね。

今年はレッドソックス v.s. アストロズ、ブルワーズ v.s. ドジャースという組み合わせです。

【ワールドシリーズ/WS】

そしてLCSを勝ち上がった各リーグのチャンピオン同士が激突するのがワールドシリーズです。こちらも最大7試合。先に4勝した方が優勝です。昨年はアストロズとドジャースが対戦し、4勝3敗という激戦を制し、アストロズが優勝しました。昨年のワールドシリーズは半端じゃないぐらい面白かったので、是非このハイライトムービーを観てください。特に2戦目と5戦目はやばい。3戦目と7戦目はちょっと観ていると辛くなるけど

なかなか長い道のりですよね。でも険しいからこそ、ここまで熱くなるんだと思います。

Carlos Correa(カルロス・コレア/アストロズの背番号1)やJoc Pederson(ジョク・ピーダーソン/ドジャースの背番号31)の興奮具合。これはレギュラーシーズンじゃなかなかお目にかかれないものだと思います。私はこんな興奮している選手を見るのが大好きなので、ポストシーズンが大好きです。なので日本でもバリバリのクライマックスシリーズ肯定派です(一番被害を被っているホークスのファンですが)。

アストロズとドジャースによる昨年の再戦なるか。それとも球団最多記録となる108勝を記録したレッドソックス、レギュラーシーズンを含めるとここ11戦負けなしのブルワーズが待ったをかけるか。

次は個人的な注目選手を紹介したいと思います。

MLBのポストシーズンについて −リーグチャンピオンシップ・ワールドシリーズを楽しむために−」への4件のフィードバック

  1. ピンバック: リーグチャンピオンシップの見どころ −ミルウォーキー・ブルワーズ編− | Joyful Noise

  2. ピンバック: リーグチャンピオンシップの見どころ −ロサンゼルス・ドジャース編− | Joyful Noise

  3. ピンバック: リーグチャンピオンシップの見どころ -ボストン・レッドソックス編- | Joyful Noise

  4. ピンバック: リーグチャンピオンシップの見どころ -ヒューストン・アストロズ編- | Joyful Noise

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です