5曲目はドラムスふたりによるドラムソロ…というかドラムバトル?
MilesやRyanの紹介のときもそうでしたが、Kamasiはメンバーを紹介するときに、「世界最高の~」とかを枕言葉に紹介していて、本当にバンドメンバーのことをミュージシャンとして尊敬しているんだなぁと感じました。
そんな世界最高のドラマー2人によるかけ合いは、本当に即興なのか、と疑いたくなるような息の合いようで、口がぽかーんと開いたまま塞がりませんでした。
6曲目は”Heaven and Earth”から’Will You Sing’。
Kamasiの静かなフレーズから始まったかと思えば、リズム隊が細かいリズムを刻み出し、いきなり音源からは想像できなかった激しい演奏に。
Partriceが語りかけるように、訴えかけるように、’Will you sing?’と歌い上げると客席からは大きなレスポンスが。
最後の1曲はこれまた”Heaven and Earth”から’Fists of Fury’。
Partriceが何度も繰り返す、’Our time as victims is over. We will no longer ask justice. Instead, we will take our retribution.’というフレーズとともに自然に挙がる拳。フロアはまるでこれから一揆に加勢する群勢のような様相に。
本当にドラマティックでした。
終わったと同時に湧き上がる大歓声と拍手。
会場の明かりがつき、アナウンスが入り、ローディが片付けを始め、もうアンコールは期待できないな、と分かっていてもその拍手は鳴り止むことなくしばらく続いていました。
終演後、もしかしたら出てくるかも、と待っていたら期待通り、KamasiやRyan、Ruslanなどが登場!
今回もサインをいただき、ツーショット写真も撮っていただきました。
それぞれのメンバーが個性を前面に出し、ガンガンにソロを演奏しながらも、最終的にはそれぞれの演奏が有機的に絡み合い、どんどんどんどん高まっていく…その高揚感に思わず何度も飛び跳ねてしまいました。
バンドミュージックの素晴らしさ、ライブの素晴らしさ、そして多様性の素晴らしさを実感した、文句なしのライブでした。
ありがとうKamasi Washington!
↓Kamasiが話していた多様性の話はここでも詳しく語られています。Kamasi以外も読み応え十分のムック本。
I enjoy the report